引きこもり発達障害プログラマーのブログ

発達障害当事者が日々の生きづらさ解消のためのことを考えるブログ

引きこもりプログラマー日記8

プログラミング学習ができる就労移行支援事業所の中でも、

私が注目している事業所をいくつかピックアップして紹介していきます。

 

今回はフロンティアリンクキャリアセンターの話です。

 

career.frontier-link.jp

 

基本情報

設立:2018年4月

就職者数、就職率:情報なし

在宅支援:あり(自治体の許可が必要)

プログラミング学習の内容:HTML、CSSJavaScriptPHP

 

フロンティアリンクキャリアセンターは精神・発達障害専門の事業所です。

プログラミングを学べるAコース、Officeソフトを学べるBコースの

2種類の学習コースを選ぶことができます。

 

また、関連会社に引きこもり経験者、当事者が主体となって設立された

日本初の会社、株式会社ウチらめっちゃ細かいんでを持ちます。

(以下めちゃこま)

 

mechakoma.com

 

在宅支援をしている就労移行支援事業所が増えてきましたが

そのほとんどがコロナ禍で制度が変わってから在宅支援を始めたところです。

フロンティアリンクキャリアセンターはコロナ禍以前から

在宅支援を行なっており、在宅支援には一日の長があります。

 

利用した感想

ここは私が実際にお世話になった(なっている)事業所です。

在宅の仕事を探していたのと、プログラミング学習ができることに

魅力を感じて利用しました。

 

めちゃこまを関連会社に持っているだけあって、

職員さんたちは引きこもりに理解のある人が多かったです。

少なくとも私は引きこもりに対する差別や偏見は感じませんでした。

 

プログラミング学習はライブラーニングと言われる

フロンティアリンク独自のもので

動画を見ながら真似してコードを入力したり、

演習問題を解いたりといったプログラムでした。

入門者向けで、内容が古かったです。

 

このライブラーニングだけではとても実務レベルとは言えないので

本気でエンジニアになるつもりなら自分で勉強する必要があります。

 

この前職員さんと話した時に

「Progate導入を考えている」といった話をしていました。

Progateはプログラミング初学者にはベストな選択肢で

ライブラーニングよりはレベルが高いですが

Progateでも実務レベルには達することはできないです。

その先は自分で勉強しないとエンジニアになるのは厳しいと思います。

 

prog-8.com

 

私は結構好き勝手自分で勉強していましたが、独学でかかった費用は全て自腹です。

プログラミング学習にはそれほどお金はかかりませんが

自分で勉強するつもりなら月何千円かの出費は覚悟しておいた方がいいです。

(収入がない引きこもりにとっては痛かったです)

 

とはいえ、パソコンは借りられますし、私が勝手に勉強してても

職員さんたちは利用者それぞれの自主性に任せてくれてました。

利用者を尊重してくれる事業所だと思います。

 

 

就職先・定着率について

career.frontier-link.jp

 

Webサイトの情報では就職率や就職者数の具体的な数字は分かりませんでした。

定着率は6ヶ月で82%と書いてあります。

IT系の職種や在宅の仕事に力を入れてくれていますが、

未経験でのエンジニア求人、在宅の求人はそもそも少ないので

楽観視しすぎない方がいいです。

 

 

最後に

プログラミング学習については物足りなく感じましたが

自分でどんな学習をすればいいのか調べて考えて実行する力はつきました。

その調査力、思考力、実行力はエンジニアにとって重要なスキルです。

私の場合は物足りなかったことが逆にエンジニアとしての実力向上に繋がりました。

結果的には良かったと思ってます。

 

開所してまだ数年しか経っていないため、まだまだな部分はありますが

Progate導入を考えてくれたり、職員さんはとても頑張ってくれています。

これからに期待したいです。

 

 

今回はここまでです。

次回は別の事業所、ニューロダイブについてです。