引きこもり発達障害プログラマーのブログ

発達障害当事者が日々の生きづらさ解消のためのことを考えるブログ

引きこもりプログラマー日記13

Webエンジニアになるまでにやったこと、今回は日常生活編です。

 

私は前職を退職してから数年間引きこもってました。

退職した前後は抑うつ状態で、自己判断で医者にもロクに行っていなかったため

抑うつがズルズル長引いてました。

 

そんな状態でしたので、日常生活もだいぶルーズで

改善しないと就労は難しい状態でした。

 

そこで、就職を決めた時から少しずつ行動を始めました。

 

 

生活習慣の改善

まずはこれですね。

起きる時間、寝る時間が一定でなく日常的に二度寝していた状態を改善。

就労移行に通うことになったので(最初は通所でした)

その時間に間に合わせるために朝8時に起きるようにしました。

 

もともと趣味の特撮番組視聴に合わせて日曜日だけは起きるのが早かったのですが

それ以外の曜日も大体同じ時間に起きるようにしました。

 

就労移行は最初は無理なく続けられるようにと

11時スタートで始まったのですが、

就職した後のことを考えて余裕を持って起きてました。

今も大体8時ごろに起きてます。

 

夜は午後11時から0時頃に寝るようにしています。

 

毎日着替える

引きこもりあるあるですが、毎日パジャマのままでも珍しくなかったです。

しかし就職するならそうはいきません。

毎日着替えることにしました。

 

引きこもっていた間は服装に関心がなく、新しい服を全然買っていませんでした。

古い服ばかりではまずいと思って新しい服を買いました。

 

前職で同僚女性たちに服装のことをいろいろ言われたのもあって

服装には若干トラウマがあったので、服の系統を少し変えました。

 

今は在宅勤務で服装のことはそれほど気にしなくていい立場ですけれど

その日にいきなりオンラインミーティングが入ったりしますから

在宅勤務でも毎日着替えるのは重要です。

 

毎日メイクをする

引きこもってた間は全然してませんでした。

これも就職するならまずいと思い、まずは切らしていたメイク用品を買いました。

 

もともと女子力が皆無で前職では休日には全くメイクをしてなかったです。

会社に行くこと自体が嫌でしたが、会社に行くためのメイクも苦痛でした。

 

そこで、「会社に行くためのメイク」をやめました。

会社に行こうが行くまいが、平日だろうが休日だろうが毎日メイクをすれば

それはもう会社に行くためのメイクじゃないです。

 

朝のルーティーンとしてのメイクをすることにしました。

着替えとメイクを毎日するようになったおかげで、

急にコンビニとか行きたくなっても

行く準備をせずにすぐに出かけられるようになりました。

 

適当メイクですが、毎日続けて慣れたおかげで全然苦痛ではなくなりました。

 

髪を切りに行った

身だしなみ系が続きます。

引きこもっていた間はロクに切りに行けてなかったです。

なるべく定期的に行くようにしました。

 

ヘアケアをした

適当シャンプーとトリートメントしか使っていなかったのでボサボサでした。

これじゃ面接とか無理。ヘアケアに気を遣うことにしました。

 

ネットで調べてみたところ、

使っていたシャンプーがダメシャンプーだったことが判明。

シャンプーを変えました。

会話が苦手で美容院が無理なので、なるべく自分でなんとかするために

サロン専売品のヘアケア用品を買って、少しはマシになりました。

 

スキンケアをした

これも引きこもっていた間は適当でした。

不摂生な生活で肌荒れしていました。

肌荒れをなんとかするためにいろいろ試しました。

 

世の女性たちの当たり前とされているような身だしなみを整えるには

そういうことが苦手な私にとってはものすごくハードルが高いです。

お金も手間もかかります。

 

せめて必要最低限のラインでも毎日続けることにしました。

 

部屋を片付けた

引きこもってた間は散らかり放題でした。

 

片付けは苦手でしたが

思い切って読まなくなった本や、やらなくなったゲームなどを

リサイクル業者に引き取ってもらったり、メルカリなどで売ったりしました。

 

そうして出来たお金はプログラミング学習や就職活動の費用にしました。

 

部屋を片付けたおかげで在宅勤務に必要な作業スペースができました。

片付け大事ですね。

 

体力作り

就労移行の見学のために久しぶりに外出した日のこと‥

家を出て、少し歩き始めた時に異変に気付きました。

何もないところでも妙につまづく。

そういえば、もう何年もまともに歩いていない‥

 

「もしかして、歩くのが下手になってる?」

 

足の筋力が衰えると、歩くときに地面を蹴る力が足りずに

つまづきが多くなるのだそうです。

 

いやこれは就職するどころではない。

しかし、もともと運動は苦手で外に出て運動するなんて無理。

 

そこで、家で出来る簡単トレーニングを調べて毎日続けることにしました。

アキレス腱伸ばしなどのストレッチ、スクワット、爪先立ちなど

下半身トレーニングを中心にして、

パソコンを長い時間使うことを見越して、肩こり防止のために

腕回しトレーニングや猫背防止トレーニングなど。

 

リラックス方法を模索

メンタルがつらくなった時のことを考えてリラックス方法を模索しました。

具体的に言うと猫動画や猫漫画を見る、好きなゲームをする、ぬいぐるみなど。

 

病院を変えた

発達障害の診断をしていただいた時から

お世話になっていた病院に通うのをやめました。

 

もともと1年に1回とか、半年に1回とか

自己判断でまともに通ってなかったのですけれど

就労移行に行くために相談に行った日の事。

 

私が「就労移行に通おうと思ってます」と伝えたところ

医者の先生は「就労移行なんて障がい者を騙しているところだ!」と

突然怒り出しました。

 

いや、悪質な業者もあるかもしれないけど、そんな風に決めつけなくても。

それにやっと就職する意欲が湧いてきた人に向かって

こんなこと言うなんて、この人なんなんだろう?と

かなり納得がいかなかったため、思い切って別の病院に行ってみました。

 

以前に1回だけ行ったことのある病院で

久しぶりに行ったら医者の先生には渋い顔をされましたが、

毎月通っているうちにだんだん態度が軟化してきました。

前の先生より話しやすいですし、病院を変えて良かったと思ってます。

 

通院が苦痛なら、思い切って病院を変えるのも手です。

 

毎日の状態を記録

手帳に天気や体調、気分などを毎日記録することにしました。

記録することで自分がどんな時に調子が悪いのかとか

自分を客観的に見ることができるようになりました。

 

すると、私は夜に雨が降っていると寝つきが悪いことに気付きました。

雨の日は調子が悪くなることが多いので、早めに対処しています。

 

 

まとめ

引きこもっていた間は生活習慣の乱れなどが原因で

免疫力が下がり、頻繁に風邪をひいて熱を出したりしてました。

ところが、生活習慣を整えたことで現在はめっきり風邪をひかなくなりました。

 

「引きこもっていた間は」という書き方をしましたが、

今も働きながら引きこもってますので

書き方がちょっと変ですね。

正確に言うと、「前職を退職してから就労移行にいくまでの間」です。

ちょうどいい言い方を思いつかなかったので、こういう書き方になりました。

 

就労移行に通う少し前くらいから

いろんなことを始めたり、続けてきました。

 

私は反復行動にこだわりのある特性の持ち主です。

反復行動が好きな人は毎日続けることで行動を習慣化させることが得意です。

最初は辛くても毎日続けることが大事です。

 

こうして自分の特性に合ったやり方で

少しずつですが、就労のための地固めをしていきました。

 

 

いきなり全部をこなすのは難しいので、少しずつ始めると良いです。

一番大事なのは生活習慣の改善だと思います。

引きこもり期間が長いと、採用選考の際に企業から

「この人は安定就労ができるんだろうか?」と疑問に思われてしまいます。

就職後の生活を見据えた生活習慣の改善は重要です。

 

普通の人と同レベルになるのは難しくても、

自分に出来る無理のない範囲内でやれることはやったほうがいいです。

 

 

次回はWebエンジニアになるまでにやったこと、就職活動編です。